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「売上とは何ですか?」


と事業主に聞くと、大抵は、「会社(自分)が売り上げた金額」とお答えになります。

でも、「会社(自分)」が主語になっている限り、「自分が良いと思っているものをどうやって売りつけよう」という話になります。


社長も個人事業主も上手く行ってない方の多くは、「自分はこれが上手だから」「自分は売れると思っているから」「自分はそれが楽しいから」と、自分が主体の【遊びが仕事】になっています。


でも、売上は「お客さまが買った金額」と考えると、「お客さまが上手くなりたいと思うもの」「お客さまが買いたいもの」「お客さまが楽しめるもの」になります。


そこには、自分の思い(我儘)はなく、純粋に相手を思う心だけがあります。

それを仕事にすれば、楽しくなります。仕事が、結果遊びになります。


遊びは仕事になりませんが、仕事は遊びになるのです。


写真は、家族でロシアに行った時のもの。

世界中が平和になりますように。


「社長にアドバイスをして、毎月30万円ぐらい稼げれば良いな」

というコンサルになりたい人の話しを聞いた。

いや。。。そもそも、月商30万円を目指すコンサルに、月商3億円の社長が教えを乞うと思う?

タカり、スガり、寄生にしか見えないじゃん。


コンサルだけじゃなく、夢の小さい人、自分の利益しか語らない人に、人はついて行かない。

どんな風に生きても、一生は一生。一回こっきり。

それなら!会社の経営だけの話しじゃなく、人生はでっかく語れ!


※写真は本文とは関係ありません。

先日の起業相談で、

「今までの経験を活かして、社長相手のコンサルタントになるつもり」

というものがあった。

「社員1人分の人件費が浮くアドバイスができるので、月に30万円くらいは貰えると思う」と。


コンサルタントを名乗る人の多くは、原価構造をわかっていない。


コンサルフィーは、経費、つまり粗利から出ているのだけれど、粗利を増やすアドバイスではなく経費を減らすアドバイスがほとんどだ。

でも、経費を削減することを教えたら、次には自分が削減される(笑)

まずは粗利を増やすアドバイスにしないとね。


最近、個人事業主の人たちに何百人単位でお会いする機会が増えたので、その成功についてちょっと書いてみたい。

まず、成功する人たちは、「自分にとっての成功とはこれだ」という基準をちゃんと持っている。

夢とか目標、ヴィジョン・・・と言い換えても良いけれど、それは自分の中にあるもので、他人によって左右されるものではない。

成功できない・・・人は、「他人からの承認」を成功と考える。

だから、既に「すごいね!」と周りから思われているにもかかわらず、「もっと!」「いやいや、まだまだ!」「あの人に認められていない」と、承認や賞賛が集まることを期待するので、「成功できない」というよりは「成功と認められない」人になる。

だからまずは、自分で成功ラインを決めて、そこまで達成する道のりを楽しめば良い。

一時的な失敗も、成功への軽いステップにしか過ぎないのだ。

だから実は、成功することなんてとっても簡単なのである。


※写真は、2019年の夏に食べた「毛皮のコートを着たニシン」という意味の「セリョトカポドゥシューバ」。

ビーツ、にんじん、ゆで卵、ポテトサラダ、ニシンをミルフィーユのように重ねたケーキのようなサラダです。

ニシン(労働者を象徴)、ジャガイモ、にんじん(農民を象徴)、 赤いビーツ(革命兵士を象徴)を重ね、マヨネーズ(資産家を象徴)をかけたサラダで、争いがなくなることを願ってお正月に食べるとか。

平和な時が来ますように。

事業(会社)を成功させるためには、

・夢を語り続ける事業主(社長) と

・それを具現化するナンバー2  の存在が必要です。


最近、年商1000億の社長が新しい事業を興す流れを見せていただいているのですが、そのナンバー2の方の動きが本当に参考になります。


1.社長がアイデアを話す。「それ、いいじゃないですか」とナンバー2が同意をすると、「じゃ、頼むね」で全てが動き始める

2.社長は事業の要である「お金」と「仕組み」に注力し、ナンバー2は「組織づくり」に注力するという完全分業を任せられる

3.ナンバー2とはいえ、自分ひとりで会社を経営できるだけの実力を持っている

4.外部や組織から意見や不満が出た時には「会社側の顔」として対応し、社長に対しては「外部・組織側の顔」として厳しく意見を言える力がある

5.常に組織を鼓舞しながら、社長が弱音を吐きたくなった時には、しっかり受け止める。「あなた自身は、どこで弱音を吐いているの?」と思うぐらいの強いメンタルを持っている


ああ〜、そういう人が居たら、絶対そばに置きたい!と思いますよね。

私もです(キッパリ


でも、そういう人は、テコでも動きません。

テコでも動かないのですが、社長に対する愛によってのみ動きます。


この社長、大好きだな!この人の夢を叶えてあげたい!

そして、そこまで強い思いになるには、私利私欲を叶えようとしている社長では難しいです。

社会問題の解決をしたい、大きなことを成し遂げたい…そういう志に惹かれます。

つまり、「自分の足りないところを補佐してくれて、うまく事を運んでくれる、便利なナンバー2はいないかな〜」なんて考えている時点で【ア・ウ・ト】ということです。


社長たちよ、大志を抱け!



先日、起業コンサルタントを名乗る人から、

「SNSでブランディングをして、自分の商品(サービス)が売れるようになるコンサルをします」

みたいなメールが来て、正直、はぁ?ってなった。

そもそも「ブランド」というのは自分で作るものじゃない。

SNSで人気になって収入が入るのは、いわば、覚醒剤みたいなのを打って、一時的に元気になるみたいなもの。

それに依存するようになると、人生おかしくなってしまう。(覚醒剤は打ったことないけど)

·

そして、「売れ続ける商品(サービス)なんてない!」という原理原則がわからないと、次の一手が打てない。

なぜなら、ビジネスは「時流」に合わせないといけないから。


で、優秀なコンサルであればあるほど分かっているけど、そこを言っちゃうと自分の収入にならないので、とりあえずクライアントにはそこをわからせないように、寄生虫のように取り憑いてお金をなが〜くむしり取ろうとしている。


あ、それもわからずに、自分も信じ込んでいるコンサルってのもいるけどね。

寄生虫に寄られないためには、ビジネスの原理原則を知ること。


※写真は、ハーゲンダッツのキャンペーンで、「食べてみたい新しい味のハーゲンダッツ」というタイトルで、自分の好きな画像を嵌め込んだ物。我ながら良い出来。

若い友人が、結婚を前提としたマッチングアプリに登録していた。

今のように出会いが少ない時にきっかけを作ってくれる、良いアプリだよねと思いつつ。。。

友人が、「年収は、やっぱり1千万くらいがいいかな?」と見上げる。

年収が高いから結婚相手に相応しくて、少ないとダメなの?

じゃあ、結婚して子どもが産まれて相手の会社に何かがあって、経済状態が変わったらどうするの?

人生100年と考えると、経済状態は必ず変わる。

そんな時に相手にすがって生きていると、すべて「相手次第の人生」になるよ。

それで「人生、好きなことをやって生きていきたい」とは、チャンチャラおかしい。

「相手がやらせたいこと」しかできなくなるのは、目に見えているのに。

それでもいいなら、自分の条件のところに、「あなたにすがって生きますけど、いいですか?」と書いておくべきよ。

言ってみたけど、「冗談キツ〜」と笑われた。ま、そんなもんかな。

(写真は、ヴィトンカフェのアップルパイ)

若い方になればなるほど、「お酒の席で接待なんて」と言われる方が多くなってきました。

「就業時間外の飲み会お断り」などとはっきり言う新入社員もいると聞いて、時代は変わっているなと感じるこの頃です。


 ただ、接待を含めて食を共にするということは、やはり親しみが増すものですから堅苦しく考えずに楽しくお食事したいものですね。 


ところで、「接待をするから、キミ、場所のセッティングを頼むよ」と言われた時には、どうしますか? 

予算と人数、お客様のお好みなどを考えて、インターネットのグルメサイ トでお店を探す方もいらっしゃることでしょう。

お店のコンセプト、雰 囲気、メニュー、地図、お得なクーポン券までついて、至れり尽くせり のサイトがたくさんありますね。 けれど、ここにはひとつの落とし穴があります。


 写真というのは、「見なくても良い情報を隠す」ことができるのです。

例えば、掃除の行きとどかない部分は写さない、最も力を入れているお勧めメニューだけを載せる、狭い席は遠目や下方から写して広く見せる…など、ひとつひとつを取り上げれば「技術」なのですが、総合すると本当の店とは違うものになることがあります。 


実際にあったケースですが、お店自体はともかく、行ってみたらパチンコ店やパブなどの入る雑居ビルの一角で、とても取引先の社長を接待する場所ではなかったということもあるのです。

 こういう間違いは、「実際にその場所に足を運んでみる」ことだけで防ぐことができます。

事前にそこで食事をしてみると最高ですが、金額的に接待しか無理という場合には、「ここでの接待を考えているのですが」とお店の方に申し出れば、快く案内してくれます。 

それで渋い顔をされるようなら、そのお店はもともと接待には向かないお店なのです。 

遠方で…というなら、その近くに住む人にリサーチをお願いするか、自分が接待するであろう時間に電話をしてみるのでも良いでしょう。

電話の背後がうるさすぎないか、電話の応対が不親切ではないかをチェックします。その上で、大切な取引先であることや、こちら側の条件を伝えれば、良識あるお店なら自分の店の状況をちゃんと伝えてくれます。 


ただ、それにしても自分の目で見る以上のことはできない訳ですから、手間暇を惜しまずに行かれることが一番です。 「もてなし」の語源は、「持て成し」といわれています。何かでもってモノを成し遂げるには、それなりの努力が必要だということですね。

 料理研究家・エッセイストとして、企業の方々、メディア関係者、フリーランサー、サラリーマン、学生、主婦といった多様な方々と交流し、食事を共にした中で得た「成功と出世の糸口」。

この記事をお読みのみなさまだけに、そっとお伝えいたします。


4月。新入社員が、期待に胸を膨らませてそれぞれの道を歩み始める季節。 もしかしたら、息子さん、お嬢さん、ご親戚の方などで、就職をされた方もいるかもしれない。 そんな新入社員にぜひアドバイスをしてほしいのが、「成功と出世のランチ」についてだ。 

「そんな些細なこと」と思われるかもしれないが、このお昼ごはんの過ごし方で、その後の会社での居心地が変わるとしたらどうだろう。まずは、ご一読のほどを。 


新入社員として研修が終わり、配属された部署で最初にお昼に連れて行ってくれるのは、たぶん新入社員の直属の上司だろう。 その上司が馴染みの店でどっかりと腰を下ろし、「あ、いつものきつねそば、大盛りね」と頼んだらどうするか。 

そう、すかさず「同じものを」と叫ばなければならない。

それがどうしても食べられないもの以外は、できるだけ「同じものを」と頼むのだ。


 座ったとたんに頼む上司は、気が短いことが多い。もしかしたら、45分という昼休みの時間に新聞を読んだり銀行に行ったり、昼食を短く済ませたい理由があるのかもしれない。 そんな時に新入社員が「ちょっと待ってください」と、長々メニューを読み下していたら、どうだろう。 

または、「君は何にする?」とメニューを渡してくれる上司もいるかもしれない。 そんな上司は、新入社員がどんな人間かを見ながら、自分の今後の仕事プランを立てていることだろう。さぁ、そこで新入社員はどうするべきか。


 喫茶店なら和風のスパゲティ、蕎麦屋ならきつねかたぬき、ファミレス ならおろしハンバーグ…のように、定番で早くできるメニューをいくつ か決めておけば、まごまごせずに注文ができる。 間違っても、ミートソースやナポリタン、カレーうどん、デミグラスハ ンバーグは選んじゃいけない。

慣れない新品のワイシャツとネクタイが 汚れる可能性だけではなく、隣にいる上司の袖に油まみれのケチャップ が飛ぶ可能性もある。 

「KY(空気読めない)」などという言葉は個人的には大嫌いだけれど、「想像をして相手のことを慮りなさい」と教えることは、社会人としての一歩を踏み出した人たちに贈るのにはふさわしい話だと思うのだ。


私は、料理研究家だけではなくエッセイストとして、文章を通じた交流会などを企画しております。その活動の中で、多くの企業や公的機関のトップの方々、メディア関係者だけでなく、普通の主婦、サラリーマン、学生といった、多様な方々と交流をさせていただいております。 そんな私が、「食を通じて見た成功と出世」について語らせていただくのが、このコーナーです。1回読みきりになりますので、ぜひお気軽に、楽しみながらお読みください。

 ある会社から接待を受けた。セッティングされた席には、担当者とその上司、私と私に同行したマネージャー、その他に親会社の部長と取締役たちが顔を連ねた。 初めて顔を合わせる親会社の方々と私。食事の席でゆっくりとお話しを…というつもりだったのだが、シャレた創作中華料理のそのお店、個室でもなければ円卓でもない。総勢10名という縦長のテーブルなので、全員での会話はとうてい無理。 しかも隣のテーブルまで距離もないので、商品名や企業名を大きな声で話題にすることもできない。結局、自分の前と隣に座った数人と、当たり障りのない会話をすることしかできなかった。


接待に必要なものは、料理の珍しさやイベント性のある場所ではない。きちんと顔を見せ合い、話のできる空間と、接待される側に気を使わせない料理の選択だ。 できれば、個別に供される食事が良いだろうし、鍋料理や中華のようにシェアしなければならない料理なら、それをサービスしてくれる人がついてくれる場所が良いと思う。 担当者が全員の分を取り分けることができるならともかく、それだって、嫌がる人もいるはずだ。そういう気遣いが、接待を成功させるのだ。


 後日、その担当者に、普段は、どんな食事をしているのか聞いてみた。「ほとんどファストフードです」という答え。きちんとしたレストランや料亭で食べることはないのかと聞くと、そういう時間がもったいないし、同じお金を使うなら遊ぶことに使いたいと言う。だから、仕事をしながらハンバーガーをかじるか、丼もののチェーン店で安い定番メニューを頼むのだと。


 私は、若い担当者ならばそういうこともあるかもしれないと思いつつ、 彼にきちんとした店の指導をできない中年の上司について、大変憂い を覚えた。中年になっても、接待の店のチョイスができないのは、社 会人としてかなりのマイナスだろう。誰も、口に出して言ってはくれ ないことだけに、自腹を切ってでも学ぶことは必要だと思う。 


例えば、夜には敷居の高い料亭やレストランでも、ランチタイムなら 給料の範囲内でその店の雰囲気、サービス、得意な料理を知ることが できる。ほんの1時間弱で、接待に必要なノウハウの片鱗が学べるのだ。 そういう意味で、ランチタイムは、お得な社会勉強時間だと思わねばならない


世の中、大変なことになりました。

ウィルスの大流行が、この世界の全てを変えようとしています。 

いえ、本当は以前からそちらに向かっている兆しがありました。でも、既存の事業を守りたい人たちは、敢えて目を背けてきていたかもしれません。 

今日は、私が見てきたこと、学んできたことから、読者のみなさまたちにきちんとお伝えしたいと思います。なぜなら、今準備をするかしないかで、今後が大きく変わるからです。

 新型コロナウィルス以前の世界の流れは、遠くの大型店舗から近くのコンビニへ、 そして、より自宅に近いインターネットショッピングに移行しつつありました。 

それがウィルスの流行により加速しました。もともと私たちは、「買い物」や「外 食」に時間を割きたくはなかった…ということに気づかされたのです。 洋服を着替え、化粧をして店舗に出かける。埃っぽい店内で商品を選び、重い思 いをして持ち帰る。。。それくらいなら、インターネットを使って、快適な自宅から 一歩も出ることなく選べ、重たい荷物も運ばずに届けてもらった方が、どれだけ時間が活用できるか。

食べ物についても、デリバリー、Uber Eats(ウーバーイーツ)など、お店の味が自宅までやって来てくれるので、いちいち遠方まで出かける不便さを感じる必要がなくなったのです。その便利さを一度味わってしまった消費者は、100%元に戻るでしょうか? 

今、来客が少なく、売上が落ち込んでいるみなさん!過去と同じ状態には戻らないのだ、と覚悟を決めて先に進む準備を始めましょう。

もし元通りになったら、「サービスが1つ増えた」と喜びましょう! まず、これから低所得者層が厚くなります。

みなさんのお店は、どこの所得層がターゲットですか? 

そこに向けてのデリバリー・メニューは揃っていますか? 

物流の確保はできていますか? 

そして何より、今の事業以外の収入源を用意していますか? 

リスク分散の時代ですから、サラリーマンも事業主も複業にするべきです。それについては、また別の機会にお話ししましょう!

(写真は、2018年にモスクワで見た、Uber Eatsのようなデリバリーサービスの方々)